プリマリタルカウンセリング(婚前カウンセリング)とは、結婚を前提としたカップルが、結婚後の生活における適応度を高めることを目的としたもので、教育的要素を持ち予防的な機能を果たす「教育的カウンセリング」が一般的に考えられています。しかし、本来は配偶者の選択に関する不安やカップルの適性を考える支援もプリマリタルカウンセリングの領域です。今後、積極的に配偶者選択やカップルの支援も視野に入れたプリマリタルカウンセリングにしていきたいと考えています。
プリマリタルカウンセリングとは
プリマリタルカウンセリングとは、日本語にしますと「結婚前カウンセリング」になります。結婚前に結婚後のカップルの結婚生活適応力を高めることで結婚後の生活で「こんなはずではなかった」との思いを少しでも減らし、お互いの信頼関係を構築しておこうとするカウンセリングです。
つまり、結婚前にプリマリタルカウンセリングをとおして、二人の思いお重ね気持ちを一つにするのがプリマリタルカウンセリングです。
結婚早期離婚者の多い、現在大変注目を浴びている資格です。
プリマリタルカウンセリングの特徴
プリマリタルカウンセリングの特徴は
日本には、離婚の多い米国のようにプリマリタルカウンセリングは普及していませんが、日本でも近年、結婚早期(5年以内)離婚者が増え、それを減らすためにプリマリタルカウンセリングが注目されてきています。
プリマリタルカウンセリングの大きな特徴として、結婚前の未婚者を対象に結婚生活の適応能力を図るためのカウンセリングであることが大きな特徴になります。
プリマリタルカウンセラーと心理マリッジカウンセラーの違い
プリマリタルは結婚前の意味です。つまり、プリマリタルカウンセラーとは、結婚前に結婚に関わる問題を扱うカウンセラーという意味になります。一方、マリッジカウンセラーは、結婚後の結婚生活全般を司るカウンセラーをいいます。
この2種類のカウンセラーの領域は似て非なるものであります。それは、職域として考えた場合は結婚(入籍時)を境に明確にその職域が変わります。
しかし、過去において、心理マリッジカウンセラーが結婚前の結婚に関する問題も扱っていました。今後は、プリマリタルカウンセラーが結婚前における恋愛や結婚に関する問題全般を職務領域として活動し、皆様のサポートしていくことになります。職務領域を明確にすることで、専門性が確立されて行くものと考えます。